探したいことを検索する
> ニュース > ニュースの詳細(xì)
2010年の中國での特許出願件數(shù)が初めて日本での特許出願件數(shù)を上回る見通しであることが2日、分かった。10年の特許出願件數(shù)は、中國で40萬件程度になると予想される一方、日本は35萬件程度にとどまる公算。中國での出願の7割以上が中國企業(yè)によるもので、この數(shù)字だけを見ると、中國企業(yè)の開発力向上がうかがえる。ただ、中國は日本に比べて特許申請にかかるコストが低いことから、質(zhì)の低い特許がむやみに申請されている可能性を指摘する聲もある。
中國國家知識産権局によると、10年に中國國內(nèi)で出願された特許の件數(shù)は11月末時點で34萬1365件に上る。前年同期比で3割程度の伸びで、通年では約40萬件に達(dá)する可能性が高い。一方、日本は月ごとの出願件數(shù)は公表していないが、10年の出願件數(shù)は「前年並みか前年をやや下回る程度」(特許庁)で推移しており、多くても35萬件程度になるとみられている。
中國の特許出願件數(shù)は10年前の00年時點では年間約5萬2000件で、同時期の日本の特許出願件數(shù)(約44萬件)の12%程度でしかなかった。しかし中國は、コンピューターやデータ伝送技術(shù)などIT(情報技術(shù))関連の特許申請を急速に増やすなどして、日本を追い越した形だ。
各國における特許出願件數(shù)は國産技術(shù)革新の度合いを示すデータの一つ。中國では出願件數(shù)の約74%が中國企業(yè)によるもので、申請件數(shù)の急増は中國企業(yè)の技術(shù)開発力の成長を意味する。中國は「11年には研究開発費でも日本を抜き、米國に次ぐ世界2位になる」(米國のシンクタンク)とみられ、歐米では「中國がまもなく技術(shù)革新國としても世界一になることは間違いない」との分析もあるほどだ。
ただ、中國の出願件數(shù)の増加には、「地方政府が出願に奨勵金を出すなどしており、日本に比べて出願のハードルが低い。このため質(zhì)が高くない特許出願が多數(shù)含まれている可能性がある」(特許庁)との批判も強い。
第一生命経済研究所の西浜徹副主任エコノミストは「中國の特許申請の増加を技術(shù)開発力向上と結(jié)びつけるのは早計。日本企業(yè)が開発した技術(shù)が中國企業(yè)によって中國國內(nèi)で申請されているケースもあり、日本企業(yè)は世界最大の市場である中國での特許取得に力を入れるべきだ」と指摘している。(小雲(yún)規(guī)生)
中國では、「ダイアモンド」特許が2萬件以上あり、この2社は60%を占めている
2021-12-17渉外知的財産権事件の受理件數(shù)が5年で470%の激増
2010-12-21ソニー、LG電子を提訴 多機(jī)能攜帯の特許侵害
2010-12-16